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令和4年度 真庭市議会 文教厚生常任委員会 先進地視察
高梁市「旧吹屋小学校」
令和5年1月31日(火)13時00分から15時10分まで、高梁市において「旧吹屋小学校改修事業」の取組について、先進地視察を行いました。
「旧吹屋小学校」は、岡山県指定重要文化財の指定を受け、文化財として、また観光資源として地域振興を担っていた施設です。平成24年3月に閉校するまで現役で使用されていた最古の木造校舎でしたが、地盤沈下による校舎の傾きや老朽化などもあり、平成27年度から保存改修工事が進められ、7年の工事期間を経て令和4年4月にリニューアルオープンした施設です。
視察ではまず、文化財としての改修工事についての説明があり、全解体の保存修理を行い地盤強化と耐震補強を実施したそうです。解体では使える部材と使えない部材を分け、使用していた部材は原則再利用し、腐食により使用できない部材は新たなものに交換し同じ色彩にするなど組み上げた後でも解体前と同じ状態にしているそうです。
また、改修工事終了後には観光施設としての役割を担うこととし、吹屋地区としての観光拠点として旧吹屋小学校を位置づけており、吹屋地区の住民と連携し情報発信や観光客の滞在時間を増やすため様々な企画を実施しています。吹屋地区に限らず備中松山城など市内他の観光地と観光客の周遊が図れるよう取り組んでいるそうです。
現在、真庭市では旧遷喬尋常小学校校舎の保存活用を検討していますが、旧吹屋小学校の文化財としての役割や施設の活用、また地域との連携について視察で得た成果を今後の調査研究に役立てていきます。
【視察の様子】
【旧吹屋小学校】
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