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蒜山原の近代戦争遺跡群

印刷ページ表示 大きい文字で印刷 記事番号:0104746 更新日:2025年7月11日更新

真庭市蒜山地域の近代戦争遺跡群で学ぶ「戦争と平和」

蒜山三座と演習中の陸軍歩兵
蒜山原には、かつて日本最大級の陸軍演習場があり、現在もその戦争遺跡が残っています。特に、八束廠舎(しょうしゃ)や川上廠舎、地下壕、トーチカなどが確認されており、平和学習の場として活用されています。地元ガイドと共に遺跡を巡るコースも設定されています。

蒜山原の近代戦争遺跡について

蒜山原は、岡山県真庭市に位置する高原地帯で、かつては広大な陸軍演習場でした。この演習場は、日中戦争開戦前の1935年から整備が始まり、終戦まで西日本各地の部隊が派遣され、実戦さながらの訓練が行われていました。

主な戦争遺跡

石碑「蒜山原陸軍演習場」 (蒜山下福田) 陸軍演習場の設置を記念して昭和10年(1935)に建てられた石碑。
石碑
八束廠舎(しょうしゃ)跡(蒜山上長田) 演習を行う連隊が駐屯した場所で、兵舎、厩舎、弾薬庫、など63棟が建てられました。現在、岡山県立勝山高校蒜山校地一帯となっており、周辺には石碑、倉庫や戦車庫、門柱、貯水槽なとが残っています。
八束廠舎古写真
川上廠舎跡(蒜山上福田) 将校用の兵舎を含む兵舎群などがありました。真庭市立川上小学校一帯に位置します。
地下壕(蒜山上福田) 演習場南側に位置し、複雑な通路が広がる地下壕が残っています。
トーチカ(蒜山富山根) コンクリート製の防御陣地で、生い茂っていた雑木を払い、全体が確認できるような作業が行われました。
トーチカ
監的哨(蒜山富掛田) 射撃訓練の際に、弾着を観測するための施設です。
監的哨

平和学習への活用

現在、これらの戦争遺跡は、平和学習の場として活用されています。蒜山郷土博物館では、演習場の歴史や訓練の実態について解説し、地元ガイドと共に遺跡を巡るコースが設定されています。また、崩れかけた遺跡群の保存や案内板の整備も課題となっています。

蒜山平和学習コース

蒜山平和学習コースでは、地元ガイドの案内で、実際に戦争遺跡を巡り、当時の様子を学ぶことができます。Aコース(120分)八束川上廟舎、地下壕、Bコース(120分)八束廟舎、監的哨、Cコース(150分)トーチカ、監的哨の3種類があります。

遺跡群を知るために

関係施設・団体

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