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真庭市 市制施行20周年記念誌
市政20年の軌跡
真庭ライフスタイルの時代
多彩な真庭の豊かな生活を目指して
真庭ライフスタイルとは
平成25年(2013年)、太田昇氏が市長に就任しました。未来を見据えた新たな挑戦が必要との思いから第2次真庭市総合計画の検討が1年前倒しで始まりました。検討は単に市役所と検討委員が行うのではなく、市民による幅広い意見が必要との思いから、高校生を含めた幅広い市民が参加してのワークショップ「ものがたり会議」が開催され、多くの議論が1年をかけ展開されました。そして、その想いは「真庭ライフスタイル」という言葉に集約されていきました。
将来を語り合った「ものがたり会議」
「自分のまちを変えたい」、「全国に誇れる真庭市にしたい」。そんな思いを持った人が公募により60人以上集まり、総合計画策定のワークショップ「ものがたり会議」はスタートしました。委員長には高校生が自ら手をあげ就任しました。会議はテーマごとに計8回開催され、文字通り真庭市のものがたりを紡ぐものになりました。
80歳代のかた、幼児を連れたご夫婦、高校生と多種多彩な人が集まった会議は、当初は身近な要望が多く出されました。働く場所が欲しい。美術館や商業施設も欲しい。子育てや移住等、若者支援の各種補助金を充実して欲しい。
回を重ねるごとに議論が深まっていきます。
働く場所は必要だけど、稼ぐだけの人生ではなく自分の趣味や家族との時間も欲しい。
若者や女性の起業も応援したい。
商業施設もいいけど周辺部での高齢者の買い物支援も重要。
美術館もあっていいけど自分たちの文化を育てていくことも大事。
子育てには金銭的な支援も必要だけど、悩みを打ち明けながら一緒に子育てする仲間づくりも大事。
お金目当ての移住は長続きしない。「住みたくなるまち」にならなくては。
そして1年間の議論を経て、委員の思いは、『25年後の未来(2040年)の真庭市は、こんな「まち」になっていて、こんな「ひと」が住んでいてほしい』という未来像へと結実していきます。
「山中はっさく」に思い込め
ものがたり会議の内容は「山中はっさく」という提言書にまとめられ、平成26年(2014年)9月、太田市長に手渡されました。幕末に坂本龍馬が京都へ向かう船の中で思いを描いた「船中はっさく」にならい、市民が8回集まって語り合った思いを未来に咲かせたいと願って名付けられました。
2040年の真庭市は、こんな「まち」になって、こんな「ひと」が住んでいたらいいな
「ものがたり会議」の思いを引き継いだ第2次総合計画は平成27年(2015年)3月に策定されました。テーマは「真庭ライフスタイル」。「真庭らしい暮らし」という意味を込めた造語ですが、抽象的でわかりにくい面があります。そこを副題の「多彩な真庭の豊かな生活」が補っています。前半部分の「多彩な真庭」には、市民が活躍できるさまざまな舞台が用意された多彩な「まち」でありたいというまちづくりへの決意、後半の「豊かな生活」には、さまざまな「ひと」(市民)が自ら行う多彩な挑戦と、それを認め合う「ひと」が心豊かに暮らしてほしいとの願いが込められています。
そして、2040年に目標とする真庭市の姿を次のように描いています。
現在はほぼ中間点
2040年を目標に真庭ライフスタイルの実現を目指して動き出した真庭市ですが、現在はおおよその中間点にあたります。この10年間でどんなまちづくりが展開されたのでしょうか。
この記念誌では2015年からの10年間を振り返ります
「真庭ライフスタイル(多彩な真庭の豊かな生活)」の実現を目指し動き出した真庭市は、3つの視点に着目しました。まず一番大事なのは真庭市の主役である「ひと」の成長です。次に「ひと」が輝く舞台としての まち が整うことです。さらに、その2つを支える黒子としての「市役所」が努力することでした。
ここからは2015年からの10年間の軌跡をお伝えします。本来なら総合計画の表題のとおり「ひと」「まち」「市役所」の順番で紹介すべきですが、まずは最初に動き出すことが必要だった「市役所」の動き、そして同時進行で進んでいった「まち」の整備、そして「ひと」の成長を、「市役所」「まち」「ひと」の順番でお伝えします。
【市役所】【まち】【ひと】(10年の動きダイジェスト)
【市役所】、「ひと」と「まち」のための「市役所」を目指して
多彩な「ひと」と「まち」に対応するためには、職員も市民と議論する能力、市を経営する能力が求められ、研鑽と市民と共に動く組織改革が進められました。公共施設のあり方についても「市役所」と「ひと」は議論を重ね、公共施設は「ひと」の集まる場所へと変貌していきました。さらに、公共事業はインフラ整備から「まち」の魅力づくりへと幅を広げていきます。
【まち】、「ひと」が活躍する多彩な「まち」を目指して
まちづくりとは、すべての「ひと」が力を合わせて真庭市を未来につなぐ活動を指します。そして、その活動の舞台となるのが「まち」です。循環型社会の仕組みづくりは、持続可能な「まち」を創っていきます。また、「まち」は稼ぐ場所でもあります。多様な産業振興が真庭市の未来を切り開いていきます。そして「まち」は住む場所でもあります。文化やスポーツに親しむことや 助け合うことを「ひと」は幸せと感じます。そして、もう1つ。真庭市全体が「まち」であると同時に、各地域も1つの「まち」です。地域が元気になれば住んでいる「ひと」に希望を与えます。まちづくりを目的とした団体が活躍した10年でもありました。
【ひと】、豊かな暮らしを応援する「ひと」
自らの夢に挑戦したい、誰もが認め合う社会に住みたい、仕事だけでなく、家族との暮らしも大切にしたい。そんな「ひと」の暮らしは、「ものがたり会議」が2040年の真庭市に込めた思いそのものです。既に、各地でそんな若者が育ってきています。しかし、目標はそんな「ひと」で街中が溢れかえることです。そのためには、市民の多様な生き方を応援する「ひと」が増える必要がありました。このページ では特に「まちを応援するグループ」を「ひと」と表現し、この10年間で地域を舞台に新たな挑戦を続けたグループ、「市役所」と共に「まち」を支援したグループ、さらに共生社会への第一歩を踏み出したグループの活躍を紹介していきます。「まちを愛するひと」が市内のあちこちで活躍を始めました。
