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蚊・ダニが媒介する感染症を予防しましょう
野外で活動するときは、蚊・ダニに咬まれないための予防対策をしましょう
春から秋にかけて、ダニの活動が活発になります。
野外にいる吸血性のダニとして、ツツガムシやマダニなどが知られています。これらのダニの中には、つつが虫病や重症熱性血小板減少症候群(SFTS)、日本紅斑熱などを引き起こす病原体を保有しているものもおり、重症となったり、最悪の場合死に至ることもあります。キャンプやハイキングなど野山に入るとき、山仕事・畑仕事をするときには、蚊・ダニにかまれないように注意しましょう。
<予防のポイント>
- 野外では、腕、足、首など肌の露出を少なくしましょう。
- 服の上や肌の露出部分に、虫除け剤(ディートやイカリジンを含むもの)を噴霧しましょう。
- 地面に直接寝転んだり、腰を下ろしたり、服を置いたりしないようにしましょう。
- 帰宅後は、上着や作業着を家の中に持ち込まないようにしましょう。
- 野外活動後は、すぐに入浴し、頭や体をよく洗って、新しい服に着替えましょう。
- 入浴やシャワーの時には、ダニが服についていないかチェックしてください。
- 脱いだ衣服は、すぐに洗濯するか、ナイロン袋に入れて口を縛っておきましょう。
- ペットにもダニがつかないように、ダニ除け剤などで予防しましょう。
<マダニがついていたとき>
*マダニに咬まれても、痛みやかゆみはほとんど感じません。
- 容易に取り除くことができる場合、すぐに取り除いてください。その後2週間程度は、体調の変化に注意してください。
- 容易に取り除くことができない場合は、無理に取り除こうとせず、医療機関で適切な処置をしてもらってください。無理に取り除くと、口器が皮膚に残って、化膿するなど治癒が遅れる場合があります。
<症状が出たとき>
野外活動の後、数日から2週間程度のうちに発熱・発しん等の症状が認められた場合、なるべく早く医療機関を受診してください。その際、野山や草むらなどに立ち入る機会があったことを伝えてください。
また取り除いたマダニを保存している場合は医療機関を受診する際にお持ちください。
関連リンク
- つつが虫病に注意しましょう(岡山県)<外部リンク>
- 重症熱性血小板減少症候群(SFTS)に注意しましょう(<外部リンク>岡山県)<外部リンク>
- 日本紅斑熱に注意しましょう(岡山県)<外部リンク>
- ダニ媒介感染症(厚生労働省)<外部リンク>