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真庭市生物多様性地域連携保全活動計画を策定しました
自然と調和した美しい里山が広がる真庭を目指して
生物多様性地域連携保全活動計画は、生物多様性地域連携促進法に基づく法定計画です。
真庭市には、貴重な動植物や蒜山高原に代表される壮大な景観が数多く残されています。一方で、市民アンケートを実施したところ、生物多様性という言葉を「知らない」若しくは「聞いたことはあるが意味は知らない」という方が7割りにも達しているという結果になりました。生物多様性という言葉は、まだまだ馴染みのない言葉である現状のなか、自然の恵みを将来にわたって享受し、その美しい真庭の自然を保全していくしくみを作っていかなければなりません。
本計画策定にあたり、広大な真庭市内に存在する「生物多様性に資する資源(まにわbスポット)」を抽出しました。これは、「真庭市における生物多様性保全」の観点から、(1)固有性、(2)希少性・重要性、(3)継続性・持続性、(4)郷土性、(5)里地里山性、(6)情緒性の6つの視点から抽出し、市内各所で66箇所を抽出しました。この「まにわbスポット」の中から、多様な主体が連携して保全活動を行えるスポットをさらに洗練し、11の個別の実施活動として、本計画に記載しています。
そして、これらの活動が継続して、さらには拡充しながら実施できるよう活動成果を発表しあえる場「まにわ生物多様性ふれあいの場(仮称)」を年1回開催することとしています。この場で、専門家を交えた意見交換や活動の振り返りなどをすることにより、本計画の更なる骨太化を図ります。
各活動の調査結果や活動の成果を一元的に収集、分析、整理、蓄積し、本活動計画の成果として、生物多様性地域戦略の策定や真庭市版レッドデータブックの製作につなげていきたいと考えています。
里山資本主義のまち真庭。本計画を策定し、それを実行することで人々の暮らしと自然の恵みとのつながりを意識し、そのつながりを尊重できる、自然と調和した美しい里山が広がる真庭を目指していきます。