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平成25年度実施結果と今後の方針について(家庭ごみ(生ごみ)資源化促進モデル事業)
循環型社会の更なる躍進 市民によるバイオマスの新たな一歩です。
真庭市では、焼却ごみの減量化にむけて生ごみを分別収集する社会実験を実施しました。生ごみを分別収集し肥料化することにより、ごみの減量化を図り、焼却経費節減と生ごみを資源として循環させる可能性を調べました。
生ごみを破砕した後、木質副原料と混合し、堆肥化します。[その他のファイル/3.0MB]
数カ月定期的に切り返しを行い、堆肥へ(写真は第1期地区分)[その他のファイル/3.04MB]
平成25年度モデル事業の実施結果についてお知らせします。また、これまでの実施結果から、これからの方針について決定し、生ごみ資源化を中心とした循環のまちづくりを推進していきます。これまで、モデル事業に多くの方々に積極的にご参加いただいたことに深く感謝を申し上げます。
平成25年度事業概要
真庭市の生ごみは可燃ごみの約50%(湿ベース)を占めています。
家庭や事業所から出る生ごみ(食品廃棄物)は、現在そのほとんどを焼却しており、その焼却には毎年多額の費用がかかっています。焼却灰などを埋め立てる最終処分場も限界が見えつつあります。
真庭市では、市民によるバイオマス資源を活用した循環型社会の構築を目指して、生ごみを分別収集し、肥料化するモデル事業を実施しました。
- 生ごみ収集モデル地区を久世地区全域で実施。
(一般家庭3,362世帯・7学校等給食施設・1福祉施設) - 生ごみ収集期間とアンケート
久世地区を4地区・4期に分けてそれぞれ4週間実施。協力地区にはアンケートを実施。(負担感や収集方法を調査検証。) - 肥料化工程
今回の肥料化の手法は堆肥化としました。生ごみを搬入後、1,破砕 2,混合(木質副原料投入) 3,切り返しと水分調整などの工程を経て堆肥へ。
平成25年度事業結果概要
結果概要については、下記の表をご参照ください。また、詳細については、下記の「平成25年度 家庭ごみ(生ごみ)資源化促進モデル事業結果報告」をご参照ください。
今後の方針について
生ごみの資源化については、平成23年度から「生ごみ資源化促進モデル事業」を実施し、約65%の世帯から協力を得られていることから、焼却ごみ量の削減に大きな効果があると推測されます。真庭市における廃棄物減量等の推進に関することについて総合的な計画及び推進を図るため、真庭市廃棄物減量等推進審議会(市民及び有識者で構成)において、今後の真庭市にふさわしい廃棄物処理システムについての答申を基に、方針を次のとおりとしました。
- 生ごみ・浄化槽汚泥の液肥化の導入
液肥化の導入により、廃棄物処理経費の節減及び地域産業を創出する。市民一人一人が参加するバイオマス産業都市の実現 - 紙ごみの資源化システムの導入
雑紙(さつがみ)の資源化システム導入 - 焼却施設の集約化及び規模縮小
上記1,2の実施により、焼却処理量を削減し、1つの焼却施設に集約するとともに、規模縮小を図る。
詳細については下記の「今後の方針について」をご参照ください。
平成25年度実施結果概要
期間 | 分別収集地区(久世地区全域) | 対象世帯数 | 生ごみ収集量(学校・保育園・市養護老人施設含む) |
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1期 10月7日~10月31日または11月1日の午前8時30分まで |
高瀬町全・泉全・下原・土居全・中島全・惣全・富尾全・樫東全・樫西全・余野全・樫邑小学校・余野小学校 | 748世帯 | 3,692.5kg |
2期 11月11日~12月5日または6日の午前8時30分まで |
草加部全・多田全・多田公務員・久世1(上町全・早川町・中町全・西町全・駅通・中央町・栄町全・元町・東町全・東町住宅・下町全・旭町全)・草加部小学校 | 980世帯 | 6,626kg |
3期 1月13日~2月6日または2月7日の午前8時30分まで |
三阪全・鍋屋全・久世2(田下全・北町全・小谷・研矢・上ヶ市全・黒尾全・黒尾住宅・朝日団地・野白・河元・山根前・グンゼ)・遷喬小学校・久世保育園 | 767世帯 | 4,329.5kg |
4期 2月17日~3月13日または3月14日の午前8時30分まで |
西口全・上連・上口全・雇用促進住宅・宿・橋本・橋本住宅・昭和・大内原・中原・三崎・大宮団地・大宮東・台全・長光寺・寺前住宅・台住宅・金屋全・五反全・米来小学校・久世第二保育園・ささぶき苑 | 867世帯 | 3,183kg |
合計 | 138自治区・7学校等給食施設・1福祉施設 | 3,362世帯 | 17,831kg |