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真庭市民のマイレール・JR姫新線を利用しましょう
大切な鉄道を「乗って守る」
公共交通は、地域の人々の日常生活の移動手段として欠かすことのできない重要な社会基盤です。特に鉄道は、通学する高校生や通院する高齢者など多くの市民に必要不可欠なものです。
しかし、近年はマイカー社会にあって、JR姫新線をはじめとする公共交通機関の利用者が減少傾向にあります。
誰もが安心して安全に暮らせる「まち」を実現するためにも、鉄道の維持は欠かせません。「私たちの鉄道」というマイレール意識を持ち、みんなで守っていきましょう。
都市空間シミュレーションソフトウェアの提供、都市空間分析コンサルティングなどを手掛ける株式会社Spatial Pleasure(東京都世田谷区)にインタビューを受けました。
下記リンクから記事を閲覧できます。
https://spatial-pleasure.xyz/research/okayama-maniwa-local-line/<外部リンク>
【終了しました】鉄道利用促進シンポジウムを開催します
岡山県JR在来線利用促進検討協議会では、「鉄道とともに、今までとこれからを考える」をテーマに、シンポジウムが開催されました。
日時:2024年1月20日(土曜日)13時00分~15時30分(開場12時30分)
※参加費無料、事前申し込み不要
場所:ベルフォーレ津山(津山市新魚町17 アルネ・津山7階)
内容:(1)利用促進等の取組状況報告
・JR在来線利用促進事業について
報告者:岡山県県民生活部県民生活交通課
・JRの利用促進の取組状況について
報告者:西日本旅客鉄道株式会社中国統括本部岡山支社
・高校生の鉄道を守る取組について
報告者:県立勝山高等学校生徒会
・先進地視察報告
報告者:姫新線ワーキングチーム
(2)講演
演題:「姫新線の歴史について」
講師:就実大学 人文科学部 総合歴史学科 特任教授 小西 伸彦 氏
(3)パネルディスカッション
テーマ:鉄道とともに、今までとこれからを考える
パネリスト:太田 昇 氏(真庭市長)
小西 伸彦 氏(就実大学特任教授)
南田 裕介 氏(ホリプロマネージャー:鉄道Big4)
県立勝山高等学校校長及び生徒会長
知っていますか「JR姫新線」
姫新線(きしんせん)は、兵庫県姫路市の姫路駅から津山市・真庭市を経て、新見市の新見駅までを結ぶ路線で、古くから真庭の地域住民の足を担ってきた由緒ある路線です。
また、全線非電化で、いわゆる「汽車」が運行しており、山あいの線路を走行する様子は、どこか懐かしさを感じます。
↑朝のひざしに照らされながら中国勝山駅に到着した車両
真庭市内における停車駅
旧勝山町内 : 富原駅、月田駅、中国勝山駅
旧久世町内 : 久世駅
旧落合町内 : 古見駅、美作落合駅、美作追分駅
↑ノスタルジックな雰囲気を醸し出す久世駅
これからの姫新線のために…
(1)「いつまでも」じゃないマイカー移動
高齢化が進めば、自分が運転できなくなるわけではなく、送迎の担い手も少なくなり、マイカー移動が困難になります。
(2)姫新線は生活に必要な交通手段
通学通院など、市民生活を送るうえで必要不可欠なものです。
(3)鉄道の維持のために「まず乗ること」
利用者が減れば、公共交通は維持できなくなります。地域に鉄道を残し、守っていくためには、まず利用することが大切です。
(4)ゼロカーボンシティまにわ・カーボンニュートラルの実現へ
真庭市は、令和2年(2020年)3月17日付けで二酸化炭素排出実質ゼロ都市「ゼロカーボンシティまにわ」に向けた決意を表明しました。
また、政府は、令和2年(2020年)10月、2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする、カーボンニュートラル(環境省Webサイト『脱炭素ポータル』)<外部リンク>を目指すことを宣言しました。
公共交通を利用すれば、各々がマイカーを使用することが少なくなり、結果として二酸化炭素の排出抑制※につながります。
※1人が1km移動する際に排出される二酸化炭素量は、自家用乗用車と比べてバスは2分の1、鉄道は7分の1です。(2016年度)
(国土交通省ホームページ『公共交通施策:エコ通勤実施のメリット』<外部リンク>より抜粋)
↑中国勝山駅は大正14年(1925年)開業。湯原温泉や蒜山高原方面のコミュニティバス「まにわくん♡」や岡山方面の高速バスとの交通結節点としての役割も果たします。