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あなたのお薬いくつ飲んでいますか(ポリファーマシーについて)

印刷ページ表示 大きい文字で印刷 記事番号:0045939 更新日:2021年7月1日更新

なぜ、お薬の数が多いと気をつけなければいけないの?

 お薬の数が多いと、薬が効きすぎてしまったり、効かなくなったりという副作用が出やすくなります。
 これは、高齢になると、肝臓や腎臓の働きが弱くなり、薬を分解したり、体の外に排出したりするのに時間がかかるようになることや、薬が相互にに影響し合うことの影響です。

Q 65歳以上の人は、どのくらいの種類お薬をもらっているの?

A 厚生労働省の平成30年度の調査によると、65歳以上の人の約2割の人が、5種類以上お薬をもらっています。この割合は、年齢が上がるにつれて増えていきます。6種類以上の薬を使うと、副作用を起こす人が増えるというデータもあります。

 

Q ポリファーマシーとは何ですか?

A 多くの薬を服用しているために、副作用を起こしたり、きちんとお薬が飲めなくなっている状態を言います。心配な症状が出てきたときは、勝手にお薬をやめたり減らしたりするのではなく、必ず医師や薬剤師に相談しましょう。その際は、『おくすり手帳』を活用しましょう。

 

Q お薬を飲んでいて、どんな症状が出てきたら気をつけなければいけないの?

A 眠気、気分が沈む、物忘れ、食欲低下、ふらつき・めまい、おしっこが出にくい、便秘といった症状が出たら、勝手にお薬をやめたり減らしたりするのではなく、必ず医師、薬剤師に相談しましょう。薬が追加されたり、変わったりした後は特に注意しましょう。

 

ポリファーマシーに対する啓発資材の活用について(厚生労働省)<外部リンク>