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(樫邑小)公開授業研究会 開催しました!
11月25日(木曜日)、真庭市学力向上事業 公開授業研究会を行いました。
授業を校外の学校関係者を中心とした方々に広く公開するのは、数年ぶりと思います。学校を外に開き、児童の様子や教育活動の様子を見ていただき、それに対するご意見をいただくことはとても大切なことと考えます。こういった機会は、指導者の指導力をさらに高めていったり、学校全体としての指導について振り返ったりすることにつながっていきます。そしてそのことが、結果として児童の力をつけることにつながっていくと考えます。
今回の公開授業研究会には、真庭市内の小中学校の先生方・保護者の方・学校運営協議会委員のみなさま計19名にご来校いただきました。
今回は、4・5・6年生5名の「総合的な学習の時間」を見ていただきました。
きらきら発表会で披露した「未来へつなげよう 樫邑の和紙!~樫邑和紙のみ力~」からの一連の流れとして、「樫邑和紙の魅力がより伝わるように、工夫すると良いことを見つけよう」というテーマで授業をしました。研究授業ですので、「子ども達は考えを持てていたか。」「子ども達は自分の考えを広げることができていたか。」「Ict機器の活用が考えを持ったり広げたりすることに効果があったか。」という視点を設けて参観していただきました。
今回の授業では、児童が樫西和紙を樫邑地域以外の方々にさらに広めるという目的のもと、対象を「誰に」して「どんな内容で」「どの方法を使って」ということを発表しました。発表内容が、伝えたい対象となった方々に本当に伝わるかどうか、ということを自分たちで自己評価したあと、来校者にもアンケートをとり集計できるフォームを使いお尋ねをし、各自スマートフォンで回答・送信いただきました。寄せられた結果をグラフ化したものや文章で回答いただいたものを一括して児童にフィードバックし、来校者の意見から自分の考えを再び練り直す、という所が大きなポイントでした。
良さを認めていただくような意見や、課題を指摘する意見など様々寄せられました。児童は、来校者の意見を自分のタブレットで確認し、自分では思いつかなかった視点からの意見を受け、そこから発表内容の改善点を考えることができていました。
極少人数である本校では、多様な考えに触れる機会を持つことが難しい現状があります。しかし、今回のように、学校外の多くの方から即座に意見をいただき、自分の考えを振り返り、変化につなげていけたことは、大きな収穫でした。Ict機器がなければ実現が難しかったことだったと思います。
Ict機器の機能をこういった形で効果的に使えることも実証でき、今後も活用の仕方を工夫し、児童が主体的に学んでいく力を育んでいきたいと思います。