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真庭市受贈記念「難波香久三展 ― 人の世をまなざす」開催のご案内

印刷ページ表示 大きい文字で印刷 記事番号:0078931 更新日:2023年10月31日更新

難波香久三さんをご存知ですか?

『神柱のセレモニー』(1971年)

▲『神柱のセレモニー』(1971年)

難波香久三(1911~1996)は現在の岡山県真庭市勝山地区に生まれました。大阪府の吏員として働きながら関西大学夜間部を卒業した後、中之島洋画研究所で研鑽を積みます。戦前は二科展などに出品し、岡本太郎や吉原治良(よしはらじろう)らが結成した九室会(きゅうしつかい)に参加し、高い評価を受けました。戦中から戦後すぐにかけて勝山に戻りましたが、その後東京に移り、教員をしながら制作、行動美術協会を中心に出品しました。1968(昭和43)年には教員を退職しますが、その後も最晩年まで創作意欲が衰えることはありませんでした。

難波さんはシュルレアリスム(超現実主義)の影響を受けながらも現実にとどまり、「情念や想念を物語る絵画」を模索、社会批評的な要素を持つ作風を確立しました。世の中の矛盾や不正を時にユーモラスに描いた作品では、厳しい中に人の愚かさを慈しむような視点も感じられ、人間的なまなざしに救われます。その温かいまなざしは郷里の風景や子どもたちを描いた作品でも感じることができます。

このたび真庭市では、ご遺族のもとにある難波香久三作品のほとんどを、そのご厚意によりご寄贈いただくこととなりました。それを記念して開催される本展では、代表的な作風の大作や、真庭で描かれた作品などにより、その半世紀を超える画業を振り返ります。

『夏の太鼓山』(1993年)

▲『夏の太鼓山』(1993年)

会 場:勝山文化往来館ひしお <外部リンク>(真庭市交流体験施設 匠蔵)

〒717-0013  岡山県真庭市勝山162-3

会 期:2023(令和5)年11月23日(木・祝)~ 12月24日(日曜日)

休 館 日:毎週水曜日

開館時間:10時00分‐16時30分(入館は16時00分まで)

入 館 料:無料

主 催:真庭市