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中和小 心温まる卒業式

印刷ページ表示 大きい文字で印刷 記事番号:0055734 更新日:2022年3月23日更新

心温まる卒業式

卒業式

 3月18日(金)中和小学校で「卒業証書授与式(以下、卒業式)」が行われました。中和小学校の今年の卒業生は1人です。在校生17人、ご家族の方3人、教職員11人で精一杯の感謝祝福の気持ちを卒業生に届けました。そして、卒業生は立派に中和小学校を巣立っていきました。

卒業式までの学びのストーリー

 さて、ここでは本校の子ども達が卒業式に向けてどのような学びをしてきたかを紹介しましょう。
 本校教育の特徴は「めあて」と「ふりかえり」がすべての教育的活動に盛り込まれていることです。毎時間の授業はもちろん、掃除、集会活動、学校行事などすべてです。今回の卒業式も例外ではありません。担任はどんなに時間がなくても「めあて」と「ふりかえり」の時間を必ずとります。子ども達の「主体的な学び」を育てるために、それが最も大切であると考えているからです

卒業式卒業式

 まずは、この黒板をご覧ください。卒業式において子ども達全員が目指す「学習課題」、子ども達から出された「めあて」と「ふりかえり」、そこから抽出された「感謝と祝福の気持ちを伝えるためのポイント」などがびっしりと書き込まれています。これが練習ごとに繰り返され、更新されることで、子ども達の学びが高まっていくのです。

卒業式

 また、練習中に教員が子ども達を叱る場面は、ただの1度もありませんでした。教員はただ、子どもの「めあて」を引き出し、1時間の終わりに各自の「めあて」にまっすぐ向き合うことを静かに求めます。そして、時に子ども達は教師からの問いかけに「はっ」とし、自分をまっすぐにふりかえることができるのです。

卒業式を終えて…

 最後に、卒業式を終えての児童のふりかえりをいくつか紹介しましょう。

 

わたしはれんしゅうのときに、はっきりと声を出したら、本番でも大きな声が出たので良かったです。〇〇さんに気持ちが伝えられて良かったです。(1年生)

指先と足がきちんとできました。〇〇さんに気持ちが伝わってうれしかったです。(2年生)

ぼくは〇〇さんが気持ち良く卒業できたと思います。なぜなら、全校が言葉を大きな声ではっきりと言っていたからです。何回も練習して、本番でも動きませんでした。卒業式が終わった後も動かなくて良かったです。(3年生)

練習では毎回めあてをもって、意識して取り組めた。本番も練習を思い出して、〇〇ちゃんが気持ち良く卒業できるように送ることができた。また、自分達のまとめにもなる卒業式ができて良かった。(4年生)

練習ではポイントの指先、目線、後ろ姿などを意識して一生懸命に頑張りました。ほかにも言葉をちょうどよい大きさで言ったり、動かずに話を聞いたりすることも頑張りました。本番では、今までに練習してきたことを生かして、〇〇さんが気持ち良く卒業できる式にしてあげられて良かったです。(5年生)

卒業式の練習で私は〇〇さんが気持ち良く卒業できるようにしたいと思って取り組みました。本番ではなぜか本番という感じはしなかったのですが、自分の中で100%だと思えるような式ができて良かったです。〇〇さんも笑顔だったので嬉しかったです。(5年生)

みんながはっきりした声で歌ったり、セリフを言ったりしていていいなあと思いました。来年はぼくも卒業する側なので、ちゃんと卒業したいです。(5年生)

卒業式


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