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6月8日(水曜日)、北房小学校5年生が、渋川青年の家へ「海の学習」に行きました。晴天にめぐまれ、気持ちよく学習をすることができました。
出発式では、家族の方が見送ってくださる中、渋川青年の家の信条である『秩序』『友情』『実践』を守ること、そのことを受けて北房小学校の5年生のめあてである「気持ちのいいあいさつや返事をする」「集合はだまって素早くする」「仲間と協力し友情を深める」の3つを確認しました。
到着すると、早速記念写真を撮っていただき、すぐに救命胴衣を身につけました。
午前の研修「カッター」が始まりました。青年の家の方が前に立たれると、すぐに背筋をのばして目線を向けることができていました。まさに「秩序」を守ることの「実践」です。青年の家の方から「いい姿勢だ」「それを続けていることもすばらしい」と声をかけていただきました。頑張る5年生が、とてもかっこよかったです。
指示を受けた後、自分たちの丸太を岸へ運び、カッターへ乗船しました。乗り方にもコツがいりましたが、お互いに声を掛け合って乗り込みました。カッターでは、「みんなの息を合わせること」「他人任せにしないこと」「人の動きをみること」など『友情』につながるヒントをたくさん学びました。児童は最初「よーいしょ」と声を出すことへの遠慮やためらいがあるようでした。小さい声だなあ、と心配していましたが、やがて声がそろってきて大きくなっていきました。それにつれて、カッターが勢いよく進むことも実感し「息がそろうと、カッターがぐんぐん進む」とさらに声がでました!青年の家の方の声かけで漕ぐのをやめたとき、カッターは岸からものすごく遠くまで来ていることを知りました。みんなは「すげー」と言い合い、自分たちが力を合わせると、すごいことができるんだという気持ちを持つことができました。
カッターから下りると、手にまめができている人がいました。「痛い?」と尋ねると「大丈夫!」との返事でした。友だちの協力によってできた勲章なのかなと思い、こちらもうれしくなりました。
昼食タイムは、海岸に出てみんなで食べていました。風が心地よく吹いて、海を見ながら作ってくれた家族に感謝しながらおいしくいただきました。食べ終わったら、海に足をつけて遊んでいる人もいました。
午後は、砂で芸術作品を作りました。スコップやバケツ、海岸にある物を使って、事前に班ごとに考えた作品を制作しました。何度も海水を汲みに行く人、一生懸命穴を掘る人、こうしようかとアイデアを出す人・・・。それぞれの班で声を掛け合いながら作ることができていました。
片付けをして、青年の家にあいさつをして帰りました。出会った人や別の学校の友だちにも積極的にあいさつができている人がいて、素晴らしかったです。また、困っている友だちにはさりげなく声をかけたり、「静かにしよう」と優しく注意したりすることもできていて、みんなが目標達成にむけて頑張ろうとしていることが伝わってきました。
学校へ到着したときの式の中では、「学んだことを今後の学校生活に生かしていきたいです」と話してくれました。学校のサブリーダーとして、これからの5年生に期待しています。がんばれ、5年生!!