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市民の皆様へのメッセージ
新型コロナウイルス感染症に係る国の緊急事態宣言について、5月25日、東京、神奈川、埼玉、千葉、北海道の5都道県で宣言を解除したことにより、1ケ月半ぶりに全国すべて解除になりました。この間、幸いにも真庭市から感染者が出なかったことは、市民の皆様のご理解とご努力によるものであり、衷心より感謝申し上げます。
しかし、解除後、感染者の増加がみられる地域もあり、警戒を怠るわけにはまいりません。真庭市としては、岡山県の方針と同様にします。6月1日からイベントの開催や公共施設の利用を県内中心から中国5県に拡大することに改めます。外出に当たっては、感染予防を引き続き実践していただき、京都府、大阪府、兵庫県への移動は6月11日まではできるだけ慎重に、そして、先般解除された東京圏と北海道への移動は6月18日までできるだけ控えるようお願いします。その他の地域についても、流行状況などを確認のうえ慎重に行動してください。
次に、経済や暮らしの対策ですが、5月25日から開催中の6月市議会に、第3弾として、小規模・中小企業事業者への支援金事業、子どもを持つご家庭が市内で宿泊や飲食ができる地域商品券の配布事業など、積極的な支援策3億5千万円を提案しています。可決され次第、速やかに実行します。また、先般示された国の追加経済対策も有効に活用して、社会・経済の状況に合わせ、第4弾も大胆に打っていく考えであります。
この新型感染症は、今後の社会・経済に、くらしに大きな教訓と影響を与えるに違いありません。治療薬の開発によって様相が変わるものの、「withコロナ」を基本にせざるをえません。引き続き「3つの密」を回避する工夫、体調管理、手洗い、咳エチケットなどの感染予防を実践していただくよう、よろしくお願いいたします。
また、これを契機に、ICT(情報通信技術)の活用があらゆる面で進みます。この環境を上手に活用し、適応していく必要があります。なお、感染者に対する人権蹂躙が相次いだことはショックでした。なぜ、最も厳しい状況にある人を傷つけるのか!真庭で仮に感染者が出たら、温かく受け入れようではありませんか。それが真庭の矜持です。
結びに、温かい市民の信頼と連帯の下で、この危機を乗り越え、「元気と希望の真庭」を目指し、共に頑張っていくことを強く訴えます。頑張りましょう。
令和2年(2020年)6月1日
真庭市長