○再生可能エネルギー推進に関する宣言

平成24年3月21日

発議第1号

エネルギー資源の少ない日本は、経済発展に伴う電力需要を賄うため昭和29年原子力基本法を成立させ、研究炉、試験炉の実証を経て、昭和41年東海村に建設された原子炉で初の営業運転を開始した。以降、今日まで全国に54基の原発を建設し、電力供給を担ってきた。

日本の原発は五重の安全システムに守られ、壊滅的な事故は発生しないとされてきた。

3月11日東日本を襲った大地震と津波によって、12日福島第一原子力発電所で国際評価尺度レベル7の壊滅的事故が発生した。

大量に放出された放射性物質は10日間で地球全域に拡散し、海洋にも大量に放出された。原発から数十キロメートルの範囲は、半減期が30年といわれるセシュウム137などの汚染よって今後数十年間は立ち入りできず、あるいは立ち入り規制となる。

地上と海洋に拡散した放射性物質は、これから食物連鎖のなかで生体に濃縮され、特に成長期にある子供たちの数十年後の健康が憂慮される。

核は確実に制御できず、生存を脅かし続ける。

バイオマスタウン真庭を標榜する「我がまち真庭市」は、豊かな自然の恵みを生かした政策を展開することにより、安全・安心で健康な生活が営める社会を実現することが可能であり、原子力に依存しない安全・安心で再生可能な自然エネルギーを活用した政策をより一層推進することを、ここに宣言する。

再生可能エネルギー推進に関する宣言

平成24年3月21日 発議第1号

(平成24年3月21日施行)

体系情報
第1編 規/第1章 市制施行
沿革情報
平成24年3月21日 発議第1号