バイオマスタウン真庭

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シンポジウム 開会あいさつ
テーマ 「真庭が描くバイオマスタウンとは」
●開会あいさつ 井手紘一郎(真庭市長)<全文>
開会あいさつをする井出市長一言ごあいさつを申し上げます。
 今日は土曜日で皆様方はそれぞれご予定があったと思いますが、こんなに大勢の方にご出席賜ったことは主催者としてうれしく、心よりお礼を申し上げたいと思います。また、日頃、真庭市政推進には大変ご支援をいただいていることにも、心からお礼を申し上げたいと思います。
 今日は「バイオマスタウン まにわ」というシンポジウムを開催しますが、バイオマスとはどういうことなのか。今日お越しの方々はよく知っておられる方々であり、また関心を持っておられる方々だと思いますが、一般的にはバイオマスはあまり知られていません。おそらく私の女房も知らないでしょう。しかしバイオマスという言葉は、非常によく使われるようになりました。何かあればバイオマス、木質バイオマスなどと言います。従って、まずバイオマスというものをきちんと理解することですが、日本語で簡単にいえば生物資源です。
 バイオマスが世の注目を集めだしたのは、平成12年に「バイオマス・ニッポン総合戦略」が閣議決定されてからだと思います。それが各都道府県あるいは市町村に広がっていく施策が展開されているわけです。バイオマスが地域にどういう関わりがあるのか。そしてそのバイオマスを利活用することによって、地域がどのような発展を遂げることができるのか。さまざまなことを研究・調査し、それが地域の大きな発展の原動力になるならば、これに注目するのは行政としても当然のことです。
 私自身は県会議員として、かなり長くバイオマスに注目し関わってきました。とりわけわれわれの地域では、真庭塾に知恵者が大勢おられます。研究しいろいろやっておられる活動を、私は県につないで県の支援も取り付けて、1つの活動体にだんだん広がっていきました。そういういきさつの中で、市長になった所信表明では、ぜひ真庭市は「バイオマスタウンまにわ」をやりたいと宣言し、今、取り組んでいます。
 バイオマス利活用計画策定委員会をつくり、これから基調講演をしていただく渋澤寿一先生に委員長を務めていただいています。また委員として地域の方々が大勢お集まりになり、今日のパネリストの方にも入っていただいています。委員長および委員のご指導をいただき、おそらく今年度中には、国が全国500カ所ほどを指定するバイオマスタウンに真庭も指定・公表されるのではないかと思っています。
 バイオマスを活用することによって、少なくとも2つの面に大きな役目を果たすことになるでしょう。1つは環境問題で、CO2の排出減です。吸収源対策として山を整備し、それからエタノールやペレットをつくることによって、化石燃料から生ずるCO2を少しでも削減していけます。
 もう1つは新しい産業をつくることです。真庭が全国で最初に木質バイオマスによる新しい産業をつくることができれば素晴らしいと、私も楽しみにしています。そこで山の林地残材や生ゴミ、製材所の廃材などが原材料として使われるようになれば金になるわけです。これは皆様方のお知恵もいただきながら、官も民も全力を挙げて取り組んでいきたいと考えています。
 今日はその一環としてシンポジウムを開催いたします。どうぞよろしくお願いいたします。
真庭市のバイオマス事業について スライド紹介
●バイオマスを巡る国や県の動き
○現在、世界中で地球温暖化が進んでいるといわれています。石油資源の消費により二酸化炭素濃度が高まり、温暖化が徐々に進んできています。昨年、その対策として地球温暖化防止の国際的約束(議定書)が発効されました。
○そこで、国だけでなく地方でもできるだけCO2の発生を抑制する方策やそのライフスタイルの確立が求められています。1つは森林の育成・整備(森林吸収)、もう1つが再生可能なエネルギーの利用、そして木材利用に加えその使い回し(カスケード利用)、つまりもう1つのテーマであるバイオマス・マテリアル利用です。
○平成14年12月に、国・農水省では、バイオマス・ニッポン戦略会議が設置され、バイオマスの利活用を積極的に進める施策が打ち出されました。農水省では、バイオマス利用を積極的にすすめてもらうことを狙って、バイオマスタウン構想の策定を推奨しています。これは、地方で主体的にバイオマスを活用した地域社会づくり、産業活性化が期待されています。
○岡山県では、昨年、バイオマス利用を推進する「バイオマス利活用推進マスタープラン」を策定しました。これをもとに、県内の自治体での取り組みを後押ししようとしています。また県では、例えば、おかやま木質バイオマス利用開発推進事業等もスタートさせています。さらに、循環型社会形成推進モデル事業(地域ミニエコタウン事業)も推進しています。木材利用や住宅補助等も行っています。
○そこで、真庭市では、合併を機会に、真庭地域全体でのバイオマス利活用をすすめる計画を企画し、現在、計画の策定途上にあります。今日の議論も踏まえ、「バイオマスタウンまにわ構想」を提案していく予定です。これにより、CO2削減に加えて、新産業の創出、地域の活性化、そして、循環型社会の形成を図っていきたいと思います。
○具体的には、真庭市全域で、各地域の特徴を活かしながら、相互に連携していき、植物や家畜など生物由来の(廃棄物)資源を有効利用していこうというものです。民間事業者が参加する事業だけではなく、市民一人一人が参加できる、市民・事業者・行政の協働型のしくみも必要と考えています。是非、皆さんもご意見をいただきたいと思います。
真庭市の取り組み
1)
バイオマス利活用計画(略)
2)
バイオマスエネルギー地域システム化実験事業(真庭市木質バイオマス活用地域エネルギー循環システム化実験事業)(国・経済産業省の元にある団体の委託事業)
ペレットを重油にかわる燃料として地域で使いまわし、経済的にも成り立つしくみづくり構築する事業。主要なところに事業所用のペレットボイラーを設置し、間伐材もふくめ、木質バイオマス利用の事業化を実現する。
3)
E3自動車の社会実験
岡山県が主導で、産業団地に建設した三井造船の実証プラントで、木屑からエタノールを抽出し、それを公用車で燃料として利用していく実験。将来的には、経済的に見合うようにして、出来るだけ多くの車がE3(エタノール3%を含むガソリン)自動車となることが期待されている。
4)
バイオマス理解醸成事業
体験活動およびタウンミーティング

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